「AIなき世界に戻れるか?」須藤靖著

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「AIなき世界に戻れるか?」須藤靖著

 物理学者の著者がさまざまなテーマを掲げ思考実験に挑んだサイエンスエッセー集。

 猫も杓子もAIという時代、まずは人工知能がどこまで人間を凌駕するかという疑問について考察する。

 コンピューターの原型をつくったアラン・チューリングが、70年以上前に発表した論文で示した「機械は思考できるか」という問いに対する実験や、彼の「機械は思考できない」と考える人に対する反論などを紹介。著者は、AIはやがて知性を持ち意志を獲得するはずだと説く。その上でAIが人類の存在を脅かすような事態を避けるための方策まで提示する。

 ほかにも「地球人と宇宙人は互いのメッセージを理解できるのか」など、読者の知的好奇心を刺激する17章を収録。

(集英社インターナショナル 1034円)

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