元気が出る!文庫お仕事本特集

公開日: 更新日:

「真夜中法律事務所」五十嵐律人著

「真夜中法律事務所」五十嵐律人著

 検察官の印藤は、深夜、ランニング姿で立ちすくむ若い男が気になり、声をかける。すると、背後から「もしかして、彼が視えてます?」と尋ねられる。架橋と名乗る男に促され、改めて若い男を見ると、3日前に死んだアイドルの成宮だった。

 成宮の死因は、パーソナルジムでのベンチプレス中、持ち上げられなかったシャフトが首に落下した事故だと推測されている。架橋は、印藤と成宮を真夜中だけ開かれる法律事務所に案内する。現れた女性弁護士の深夜によると、死者は「罰せられるべき生者がいるとき」現世にとどまるのだという。そして、罰を受けるべき生者が裁かれると死者は彼岸へ渡れると。深夜は架橋が連れてくる死者と面談し、彼らの死の真相を突き止め、彼らを成仏させているという。印藤も実は、担当した事件の被害者の少女が見えるようになっていたのだ。検察官と弁護士が死者のために協力してその死の真相に迫る現役弁護士による心霊ミステリー。 (講談社 792円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網