「日常」から抜け出せ!旅の本特集

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「旅好家とめぐる 日本183村 後編」川合宣雄著

「旅好家とめぐる 日本183村 後編」川合宣雄著

 平成の大合併後も「村」は残り、今も独特の文化や歴史を伝えている。

 長野の伊那谷よりさらに狭い谷間にあるのが大鹿村。ここには塩の温泉があり、鹿がなめていたことから「鹿塩」という地名が残る。

 見逃せないのが、300年以上前からこの地に伝わる「大鹿歌舞伎」。江戸時代に歌舞伎上演が禁止されたが、奉納歌舞伎と称して弾圧を逃れ、受け継がれてきた。村の神社で春と秋の年2回、公演が行われ、村人が境内にゴザを敷き、酒や肴持参で楽しむ。大鹿歌舞伎は「菅原伝授手習鑑」などさまざまな演目があり、国立劇場をはじめ各地で出前公演も行っている。

 民謡「ひえつき節」で知られるのが宮崎県の椎葉村。源氏の武将、那須大八郎と、平清盛の末裔、鶴富姫の悲恋物語の舞台で、旅館鶴富屋敷がある。

 全国の村の見どころを紹介。 (ごま書房新社 1650円)



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