「#クイズ 空から見たら」ゼンリン、今尾恵介著
「#クイズ 空から見たら」ゼンリン、今尾恵介著
地図を作る会社の公式Xから生まれたクイズ本。
ある日、社員が出張の折に飛行機から撮影した写真を「さてここはどこでしょう?」と投稿したところ、話題となり、人気企画に発展したという。
ただ地名を当てるだけでなく、中には写真が航空会社のどの便のどの席あたりで撮影されたものか推理する人や、その町のグルメ情報を共有する人なども現れ、楽しみ方が広がったそうだ。
本書は、その人気企画から特にチャレンジしがいのある問題を厳選。さらに地図研究家の今尾氏が、写真に写る地形や施設の豆知識、その土地にまつわる歴史を解説してくれる豪華バージョンだ。
1問目は、その記念すべきX初投稿問題。低空飛行中に撮影された、海に突き出した埋め立て地と思われる場所。添えられたヒントには、横に流れる川が都府県境になっていると記されている。さらに「大きなテーマパークも…」というヒントを読んで改めて写真を見れば、一目瞭然。千葉県浦安市のあのテーマパークだ。わかる人は市町村名まで答えるのがルール。
この問題は初級編だが、ページが進むにしたがって難易度もアップ。
簡単そうにも見える富士山が写る写真は、どこの上空から撮影したものか市名で答えるよう求められる。今尾氏の解説によると富士山の中腹に大きく開いた宝永火口を方角の目印にして解けばいいそうで、答えは静岡県沼津市上空で撮影したものと導けるそうだ。
上級編ともなると、遊水地の名前や高速道路のジャンクション名、そしてどこにでもありそうな集落など難問ばかり。
その上、写真はさまざまな角度から撮影されているため、頭の中の、北を上にした日本地図を頼りに見ていてもなかなか一致せず、混乱するばかりだ。
全53問、挑戦しがいのある一冊だ。 (KADOKAWA 1650円)


















