会社員から落語家へ 立川談慶さん語る「二つ目」までの9年半

公開日: 更新日:

 でも、「師匠談志の弟子」「立川流」の看板には結構助けられました。師匠の自宅近所の農家で野菜の収穫が始まると、おすそ分けをいただき、銭湯で知り合ったウナギ屋のご主人には、ウナギやお酒をよくごちそうしてもらいました。

 アパートを斡旋してくれた不動産屋に草刈りのバイトを依頼されて、破格の2万円を頂戴した時は、盆と正月が3回いっぺんに来たくらい、うれしかったなあ。

「二つ目」昇進前は、週に4日ほど朝7時から正午までの5時間、セブン─イレブンさんでも働いてたんですよ。生活もさることながら、大きな壁となっていた歌舞音曲を完璧にマスターするため、日替わりでお稽古に通っており、それなりに費用がかかったんです。

 そこでは廃棄弁当も大きな魅力でした。内規では食べるのが禁止されてたのかもしれませんが、私にしてみたら死活問題。なりふりなんか構っていられません。

 もうひとつ忘れてはならないことがあります。実は「二つ目」になる前、前座の身分で本来は禁じられていたのですが、結婚しました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    迷走から一転…NHK朝ドラ「風、薫る」にヒットの予感が漂うワケ

  2. 2

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 3

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  4. 4

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  5. 5

    2学年上の櫻井翔に諭されて堀越高校に進んだ松本潤のかけがえのない出会い

  1. 6

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 7

    (5)梶原一騎は「極真の若いやつらが襲ってきたらドタマかち割ってやる」と特殊警棒を振り回した

  3. 8

    「風、薫る」で際立つ2人の“2世俳優” クズでも憎めない三浦貴大、変態紳士・高嶋政宏の下僕ぶりにハラハラ

  4. 9

    高市首相&進次郎防衛相がGWに早速「死の商人」外交 武器輸出解禁で殺傷兵器をトップセールス

  5. 10

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ