いまだ紅白落選に恨み節 和田アキ子の屈折したラブコール

公開日: 更新日:

■芸能生活50周年で狙う返り咲き

 当時の選考について、「世代交代を支持する局内の声が強まったから」などとするNHK関係者のコメントが一部で報じられた。

「大手芸能プロやレコード会社との付き合いでがんじがらめになっている部長だかが異動となり、そのタイミングを使って、いつも同じ顔触れとなっているベテラン歌手の一角を崩そうとなったらしい」(前出の放送記者)という。

「それでNHKは秋口に落選の通達を内々にしたそうですけど、出場40回目のかかる和田サイドは諦め切れない。NHKへの貢献度などをかさに着て、紅白卒業の花道を飾りたいなどとゴリ押ししたみたいです。実はこの前年も落選候補に挙がっていたのですが、同じ事務所の綾瀬はるかが司会を務めたため、そのバーターで生き残ったともっぱら。昨年も事務所の後輩で、朝ドラ『とと姉ちゃん』のヒロイン高畑充希に司会の話があり、そのバーターを狙ったようですが、結局は有村架純になってしまい工作は不発に終わった」(芸能界事情通)

 NHKが世代交代を言うなら、自分以外のいつもの顔触れは残っているのにどうして、という思いが和田にはあるのかもしれない。それでも和田にとって紅白が特別なステージであることに変わりはないはず。書き立てられることは百も承知の上でのNHK批判は、50周年の今年こそ返り咲きを狙う和田の屈折したラブコールではないだろうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異