最悪一生寝たきりも…風邪だと思ったら「扁桃炎」の恐怖

公開日: 更新日:

 扁桃の炎症が、頚部から脊椎、脊髄へ広がることもある。手足につながる神経が通っているので、手足にマヒが出て寝たきりになる悲惨なケースもあるのだ。

「それだけではありません。病巣性扁桃炎といって、扁桃炎があるだけで、扁桃とは遠く離れた腎臓、肝臓、皮膚、関節などに悪影響を及ぼすことが分かっているのです。理由はまだ完全に解明されてはいません。腎炎がなかなかよくならなかったが、扁桃を摘出したら腎臓の炎症も改善したというケースもあります」

 扁桃炎の治療は、軽症なら抗生物質や消炎剤などの薬物治療。点滴になることもある。扁桃周囲膿瘍のようにすでに膿が扁桃から周囲にまで広がっていたら、前述の通り、手術になる。

 だから、こじらせないことが非常に重要だ。ポイントは、早めに医師の治療を受けることに尽きる。

「最初の症状は風邪と似通っているので、症状だけで見分けるのは困難です。風邪らしき症状があり、2~3日様子を見ても改善しない、激烈な喉の痛みがある、といった場合は扁桃炎を疑って病院に行くべきです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声