夏のダメージは頭皮や髪にも出る…正しい「秋の抜け毛対策」

公開日: 更新日:

 では、今何をすべきか?

 当然のことながら、乱れた生活リズムを整え、適度な運動を毎日続けること。睡眠不足など不規則な生活は皮膚を荒らすが、もちろん頭皮も皮膚。“皮膚がツヤツヤになる生活”と考えれば、おのずと答えは導き出されるだろう。

「心身共に健康であることの延長が髪の健康になります。『髪の毛が生える食べ物は?』とよく聞かれますが、そういったものはありません。髪のためにと思って特定の食品を取り過ぎると、逆にバランスを崩します。海藻類に関してもそうで、食べ過ぎるとヨードの過剰摂取になり、甲状腺機能障害の原因になります。『何を食べるか』より、腹八分目でバランスの良い食生活を目指すべきです」

 シャンプーは1日1回で十分だ。頭皮が脂ぎっているから、フケが気になるから、汗をかいて気持ち悪いからと、1日2回以上シャンプーをしている人は今すぐやめるべき。皮脂が過剰に奪われるため、かえって皮脂の分泌量が増える。

 意識するのは、「髪」ではなく「頭皮」を洗うということ。そのためには十分な泡が必要だ。まずブラッシングをして髪の毛のほこりや汚れを落とす。シャンプー剤を手でよく泡立て、その泡を頭に乗せて、泡で頭皮の汚れや皮脂を溶かすような気持ちで優しく洗う。すすぎは、毛の流れに逆らうように湯をあてる。指の腹で軽く頭皮に触れながら行う。すすぎが甘いと、頭皮トラブルの原因になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態