専門家が百寿者に聞いて分かった「ボケない人の生活」

公開日: 更新日:

 団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年には、予備群を含め3人に1人が認知症になるという。認知症は、ひたひたと迫りくる問題だが、大事なのはむやみに恐れず、きちんと実情を知ること。これから20週間にわたりそのための情報を提供する。第1回は、認知症にならない人の生活。百寿者(100歳以上の人)に詳しい白澤抗加齢医学研究所の白澤卓二所長(長寿遺伝子)に聞いた。

 2013年、男性で人類史上初めて116歳に到達して亡くなった木村次郎右衛門さんは、晩年まで毎日2~3時間かけて新聞2紙を隅々まで読むのが日課。亡くなる4年前には、取材で1936年当時のエピソードをすらすら語るほど記憶力も会話力も優れていた。

「百寿者で認知症でない方は、大抵新聞を読みます。小説や本も読む。分からない漢字があると練習して覚える方もいます」

 読書は、目で文字を追い、手でページを繰って前後の文脈を把握しながら読み進める。漫然とテレビを見るのとは、脳への刺激が違う。
 プロスキーヤーの三浦敬三さんは101歳で他界する直前まで足腰の鍛錬を欠かさなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁