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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

憧れの日焼け肌もOK 米国で開発された皮膚がん予防の新薬

公開日: 更新日:

 今回発見されたのは、酵素の一種「塩誘導性キナーゼ」を抑制する物質を投与すると、メラニン細胞に直接働きかけて色素を発生させる仕組みです。その結果、自然な日焼け肌が得られ、その効果は約1週間続くといいます。

 これまでも、日焼けを演出するクリームやスプレーは市販されていましたが、あくまで表面的な色の変化をもたらすのみでした。メラニン色素自体を増やす働きはなかったため、今回の発見は大きな快挙です。

 しかし、研究の本来の目的は美しい日焼け肌をつくることではありません。肌にメラニン色素が多ければ多いほど、有害な紫外線から肌を守ることができます。その効果を利用して、皮膚がんのリスクを下げようというのが狙いです。フィッシャー医師は「今後の臨床研究により、近い将来、人間の肌に最も適した薬の市販にこぎ着けたい」とコメントしています。

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