健康診断受診者の2割 酒を飲めない人の脂肪肝はなぜ怖い

公開日: 更新日:

■炎症を伴う5~10%が10年以内に肝硬変

 こうなると、肝細胞の修復と線維化が繰り返されながら肝硬変となり、場合によっては肝がんを合併してしまうという。

「炎症を伴う脂肪肝の5~10%が10年以内に肝硬変を起こすことが知られています」

 また、脂肪肝は脂質異常から動脈硬化を招くため、脳血管障害や心筋梗塞などの循環器疾患を起こすことも多い。

「忘れてならないのは脂肪肝があると全身でインスリンが効きにくくなる“インスリン抵抗性”が進行しやすくなることです。インスリンは血液中のブドウ糖(血糖)を細胞に取り込ませて血糖値を低下させる働きがあります。ところが、肝臓などの臓器に脂肪肝が蓄積してインスリン抵抗性が生じると、血糖値が上昇します。糖尿病の人はより重症化し、そうでない人も糖尿病になりやすくなるのです」

 インスリン抵抗性が進行すると高血圧リスクも上がる。実際、糖尿病の人の40~60%は高血圧症を抱えているが、これは糖尿病でない人の2倍も多い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”