おたふく風邪の合併症で難聴に ワクチンは接種するべき?

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「2回接種すればほぼ100%おたふく風邪を発症せず、ムンプス難聴にもなりませんが、1回接種だけでは数%に免疫がつかないことがあります」

 なお、おたふく風邪の感染力は水ぼうそうや麻疹並みに強力だ。もし親が感染すれば、子供にうつし、兄弟間で広げ、その友人たちにも広げることにもなる。その逆もある。

「今回の調査結果では、発症は0歳児からあり、学童期に最も多く、次いで子育て世代に多く見られました。学童期に多いのは保育園、幼稚園、学校など集団行動だから。子育て世代は子供からうつされ、数が増えたのだと考えています」

■おたふく風邪が軽ければ難聴にならない?  

「感染しても軽い症状でとどめれば大丈夫」などと考える親もいる。

「おたふく風邪の重症度とムンプス難聴の発生率はイコールではない。耳下腺がわずかしか腫れない『不顕性感染』では、診断もされないうちにいつのまにかおたふく風邪が治っていた、というお子さんは珍しくありません。この場合、同じく知らないうちにムンプス難聴になっていた、というケースがしばしばあるのです」

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