S状結腸がん<1>当初は痔を疑い…診察した医師の第一声は

公開日: 更新日:

 1999年の10月、41歳の若さで岡田隆さんは、「S状結腸がん、ステージⅢb」の告知を受けた。

 以来、今日までのほぼ20年の間に、腫瘍は結腸から肝臓、右肺にも転移し、治療のために入退院を30回も繰り返している。 

「でもね、治療は“全て医療者にお任せ”のスタンスでいいものか、と思いましたね。自分も何か一緒に向き合っていかなくてはいけないのでは、と」 

 岡田さんは、治療の合間に何度か米国にも足を運び、「国立がん研究機構」など、いくつものがん治療専門の医療機関を視察。積極的に専門の医療者や、がんセミナー患者グループと接触し、基本的かつ最先端のがん情報を同時に見聞きしてきた。 

 自宅で留守をしている妻へのお土産は、装飾品類ではない。 

「ただひとつ、『元気』な姿だけなんですよ」と笑みをこぼす。 

 金融機関に勤務し、当時、首都圏の支店に在籍していた岡田さんは体重が75キロ。毎日のように暴飲暴食を繰り返し、たばこも1日60本ほど吸っていた。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”