S状結腸がん<2>「難しい手術です。ダメかも知れませんが開けてみましょう」

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「大腸がんはかなり進行しており、遠隔のリンパ節転移も所見されました。今後、他臓器に転移する可能性が極めて高いようです」

手術代とサプリで200万円

 検査、手術等で、入院期間は3週間ほどになっていた。担当医の予見は的中した。しかも、転移の時期も速かった。大腸がんの手術からおよそ半年後の2000年5月、定例のCT検査で肝臓から3カ所に及ぶ悪性腫瘍の転移が見つかった。 

「もうこんなに早く転移するなんてショックで愕然としましたね。それに担当医の説明では、転移が肝臓に3カ所ですから、手術ができたとしても、場所が離れており、3回手術をするのと同様の時間がかかると言われました。私はこのとき、これで最後かもとの思いで手術室に向かったのを、昨日のことのように記憶しております」 

 担当医師は岡田夫人に、「難しい手術です。ダメかもしれませんが開いてみましょう」と告げられていた。岡田さんも、「私はもうこれで終わり」と覚悟した。 


 9時間に及ぶ手術は成功したが、同時に胆嚢も切除した。さらに、その後の抗がん剤治療のために、入院中に左鎖骨の下位にカテーテルを通すポートの埋め込み手術も受けた。 

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