ヤル気も不調も改善 “週周リズム”に合わせて食事を見直す

公開日: 更新日:

 仕事がスタートする月曜日、なんだかヤル気が出なくて体も重い……。毎週やってくるそんな不調を改善するためには、曜日ごとに「食事」を工夫するのがおすすめだ。

 人間の体には、一定時間ごとに生命リズムを刻む体内時計が備わっている。①日周リズム(サーカディアンリズム)②週周リズム③月周リズム④年周リズム(季節性リズム)⑤90分リズム(ウルトラディアンリズム)の5つで、いずれも体内で働いて生活にリズムをつくっている。

 県立広島大名誉教授で、東北女子大教授の加藤秀夫氏(時間栄養学)は言う。

「人間の社会は1週間のリズムが重要視されていて、職場や学校も週間スケジュールで運営されているケースがほとんどです。体内の週周リズムの研究は多くありません。しかし、活動量は曜日によって異なっていて週周リズムが認められます。ということは、曜日ごとに食事も工夫する必要があるのです」

 健常者の1日の摂取エネルギー量と消費エネルギー量を曜日ごとに計測した調査によると、土日が休みで平日に出勤・通学している場合、月曜日は食欲(摂取エネルギー量)も活動量(消費エネルギー量)も最も低下していた。逆に食欲と活動量がピークになるのは水曜日で、金曜日は食欲と活動量はほぼ月曜日と同じになる。翌日から休みだという精神的な高揚感があるが、肉体的な疲労がたまっているため活動量は減少傾向になっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?