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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

孤独<8>高リスクの人とその予備群に共通する人の特徴

公開日: 更新日:

■所得が低くなるほど、毎日会話している人の割合が減っていく

 64歳以下でも独身男性は、既婚者や独身女性よりも孤独に陥りやすいようです。第一生命経済研究所が2015年に、18歳から69歳の男女約7200人を対象に、家族や友人・知人関係について行った調査結果が、リポートとして公開されています。その結果の一部を、<表>にまとめました。

 独身男性では「心配ごとや悩みごとを聞いてくれる友人・知人がいない」と答えたひとが、39歳以下で25.6%、40歳以上では37・3%もいました。この数字は、既婚男性の3倍、独身女性の2倍以上にも達しています。独身男性は、ひとから助言やアドバイスを受けることも、能力や努力を認められることも少なく、休日はひとりで過ごし、親友や恋人がいないという、典型的な「一人ぼっち」の生活者が多いというわけです。

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