米国の裁判がきっかけ…やはりコーヒーは健康に悪いのか

公開日: 更新日:

 コーヒーは健康に良いのか、悪いのか――。米国の裁判をきっかけに、侃々諤々の意見が飛び交っている。安心してコーヒーを飲んでもいいのだろうか。

■多くの大規模データは肯定的

「コーヒーの販売業者は発がんリスクに関する警告を表示しなければならない」

 今月初め、米カリフォルニア州の裁判所がこんな判断を下した。米国の教育研究団体(CERT)が起こした「コーヒーショップは、発がん性が指摘される化学物質のアクリルアミドについて消費者に明確かつ合理的な警告を表示してこなかった」という訴えに対する判断だ。米国の関連企業の一部は、すでに警告表示を行うことに合意しているという。

 たしかに、コーヒー豆を焙煎する過程で生じるアクリルアミドは、DNAに損傷を与えて発がん性リスクがあると指摘されている。

 国際がん研究機関も「ヒトに対しておそらく発がん性がある物質(グループ2A)」と分類している。しかし一方で、最近はコーヒーにさまざまな健康効果があることも報告されている。消費者は何を信頼すればいいのか。「北品川藤クリニック」(東京・品川区)の石原藤樹院長は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも