老化や病気の大きな原因に 「活性酸素」の正体と防御法

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■添加物の多い食べ物や過激な運動は避ける

 また、活性酸素は悪玉コレステロールを酸化して動脈硬化を進行させたり、神経細胞を障害してアルツハイマー型認知症の原因になったりする。

 では、この厄介ものを無毒化するにはどうしたらいいのか?

 人体には有害なスーパーオキサイドラジカルを酸素と過酸化水素に分解するSOD(スーパーオキシド・ディスムターゼ)といわれる酵素がそなわっている。過酸化水素はSODほどでないとはいえ有害なため、カタラーゼやペルオキシダーゼと呼ばれる酵素で水と酸素に分解して無毒化している。ところがこれらの酵素は加齢と共に減少し、80代ではほとんど分泌されなくなるといわれる。女性は閉経後、抗酸化作用のある女性ホルモンが減少するため、体の酸化が顕著に表れるという。

「最近は過剰な活性酸素を消去する食べ物として、ビタミンCやビタミンEなどのほか、お茶やコーヒー、ワインやチョコレートなどの嗜好品や果物の皮や野菜などに多く含まれるポリフェノールが注目されています」

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