老化や病気の大きな原因に 「活性酸素」の正体と防御法

公開日: 更新日:

■添加物の多い食べ物や過激な運動は避ける

 また、活性酸素は悪玉コレステロールを酸化して動脈硬化を進行させたり、神経細胞を障害してアルツハイマー型認知症の原因になったりする。

 では、この厄介ものを無毒化するにはどうしたらいいのか?

 人体には有害なスーパーオキサイドラジカルを酸素と過酸化水素に分解するSOD(スーパーオキシド・ディスムターゼ)といわれる酵素がそなわっている。過酸化水素はSODほどでないとはいえ有害なため、カタラーゼやペルオキシダーゼと呼ばれる酵素で水と酸素に分解して無毒化している。ところがこれらの酵素は加齢と共に減少し、80代ではほとんど分泌されなくなるといわれる。女性は閉経後、抗酸化作用のある女性ホルモンが減少するため、体の酸化が顕著に表れるという。

「最近は過剰な活性酸素を消去する食べ物として、ビタミンCやビタミンEなどのほか、お茶やコーヒー、ワインやチョコレートなどの嗜好品や果物の皮や野菜などに多く含まれるポリフェノールが注目されています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性