近づく子供の自殺最多の日…兆候と親の対処法を医師に聞く

公開日: 更新日:

 ただし、このとき注意したいのは「嫌なら学校に行かなくていい」と安易に言わない方がいい。

「ヒトは集団行動をする動物です。私は不登校児を多数診ていますが、成長期に他人との交流が乏しいのは、不利だと思います。集団の中でもまれないと、自分を守るスキルだって鍛えられません。対人経験の不足を補うためには、転校、フリースクール、予備校など、他の選択肢を探してみてほしいと思います」

 人はそれぞれ成育していくスピードも能力も違う。成長の過程にある子供たちはそれを認めにくい。だからこそ親が冷静になってそれを認め、その子にふさわしい生き方や考え方、幸せの求め方を一緒になって考える。それが子供の自殺防止につながるのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  4. 4

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    大富豪の妻と離婚でファン離れ? イケメン既婚者俳優ディーン・フジオカの気になる今後

  3. 8

    自民×維新は連立早々に“成田離婚”も? 政策も理念も、「政治とカネ」に対する意識も、政治姿勢もバラバラ

  4. 9

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 10

    首相補佐官に就く遠藤敬氏に世間は「Who?」…維新の国対委員長が連立政権「キーマン」のワケ