遠藤ミチロウさんも膵臓がん ステージ4でも完治のポイント

公開日: 更新日:

「背中が痛い、お腹が痛いと言って病院を受診し、膵臓がんが発見された場合、これまでほとんど手術ができなかった。膵臓がんにかかればまず助からない、しかも余命は1カ月前後という認識でした」(藤野氏)

 ところが今、状況は一変した。膵臓がんのステージ4Aであれば、完治が見込める手術が期待できるのだ。ステージ4Aとは、がんが膵臓の周りの臓器や重要な血管に広がっているが、遠くの臓器には転移がない状態だ。

「アブラキサンという新しい抗がん剤が登場したのが大きかった。これにジェムザールという抗がん剤を組み合わせた化学療法と放射線療法をまず行います(術前化学放射線療法)。検査でがんが小さくなっていれば、手術ができる。手術ができるかどうかが、生死の分かれ目と言ってもいい。術後は再発防止のための抗がん剤治療が行われます」(藤野氏)

 膵臓がんと診断されても決してあきらめてはいけないと、藤野氏は強調する。ここで重要なのが、病院選びだ。

「膵臓がんの術前化学放射線療法はどの病院でも実施しているわけではありません。特に膵臓がんに対する放射線療法は高度な技術が必要で、やっていない病院も少なくない。病院選びのポイントは、肝胆膵内科があり、膵臓の専門医がいる。治療件数は多ければ多いほどよく、放射線医が常駐している病院が望ましい。自分が住む都道府県になければ、他府県にまで範囲を広げるくらいの意気込みで病院を探してください」(藤野氏)

 遠藤ミチロウの“復活”が待ち遠しい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ