顎の疲れや歯の痛み…高齢者の口元異変に潜む意外な病気

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 その原因のひとつに薬の副作用がある。抗うつ剤や睡眠薬、パーキンソン病治療薬などで起こることがある。

「抗うつ剤や睡眠薬による口舌ジスキネジアは、薬を飲み始めてかなり時間が経ってから症状が表れることが少なくありません。なかには、薬をやめた後に症状が表れることもあり、遅発性ジスキネジアと呼ばれています」

 薬以外に中枢性の障害で発症することもあり、統合失調症、アルツハイマー病認知症、自閉症などさまざまな病態が引き金になるといわれている。ラクナ梗塞もそのひとつだ。

脳梗塞には、脳の奥底の毛細血管が詰まるラクナ梗塞と、脳の太い血管に動脈硬化などで血栓ができてそれが詰まるアテローム梗塞、心臓などから血栓が脳の血管に飛んできて詰まる、心原性脳梗塞の3種類があります。中高年の患者さんの脳をMRI(磁気共鳴画像装置)で写すと複数のラクナ梗塞が発見されると言われています。ラクナ梗塞は日本人の脳梗塞の半分を占めるもので、症状を起こさないことも多く、無症候性脳梗塞とも呼ばれます」

 ただし、繰り返しラクナ梗塞を起こすと、血管性痴呆やパーキンソン症候群を発症しやすいと言われている。

 顎が疲れる、歯が痛いなどの高齢者の口元の異変は持病の薬や脳の異常が関係している可能性もある。覚えておこう。

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