著者のコラム一覧
笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

自宅で2種類のマッサージを開始…顎の腫れが徐々に小さく

公開日: 更新日:

 食事と筋トレで免疫力アップを高め“がんを克服する”という私のプログラムは、嚥下(えんげ)障害で一時の頓挫を余儀なくされた。それでも免疫力を高める方法はある。話を戻すと、大学病院の医師に言われたのはこうだ。

「大学病院は病気を治すために、それに沿ってプログラムを立て、治療する。治療をしないという方は受け入れられない。がんの治療を受ける気はないのですね」

「治療の時期は過ぎているので、やっても結果は分からない」

 元日に駆け込んだ大手民間病院の受付には大きな張り紙があり「患者さんの権利」6カ条が書かれていた。その中には「ご自分の希望を述べる権利」「医療内容をご自分で決める権利」……。現在、我が国には約32万人の医師がいる。その中に“本当の医師”はどのくらいいるのだろう。

 大学病院の医師はこうも言った。

「PET検査(陽電子放射断層撮影)を受けてから2日後に来てください。栄養を入れたから大丈夫でしょう」

 全く栄養の取れない私を、さらに3日間放置しようとする。バトルを繰り返した結果、その後、毎日点滴を受け、栄養を注入するチューブを胸の皮膚の下に埋め込むCVポートの手術をすることにこぎつけた。約1時間ほどの手術の後、2日間入院したが、最後の言葉はこうだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」