著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

専門誌に論文 目標を持った生き方が脳梗塞リスクを減らす

公開日: 更新日:

 みなさんは人生の目標を持って、毎日の生活をしていますか? いきなりこんなことを尋ねられても、当惑してしまう人の方が多いかも知れません。日本人はこうした質問が苦手です。しかし、欧米では比較的一般的に、目標を持った生き方が、求められているようです。

 目標を持った生き方というのは、人生を生きる意味のあるものと考え、毎日やるべき目標を持ってそれを達成するために生きる、という姿勢のことです。

 それでは、こうした生き方をすることで、健康にも良い影響があるのでしょうか? 実は目標を持った生き方をすることで、寿命が延びるという報告や寝たきりや認知症が予防された、という報告があるのです。最近では2015年の脳卒中の専門誌に、目標を持った生き方と脳梗塞との関係についての論文が掲載されています。

 アメリカで453人の高齢者の人生に対する考え方を聞き取り、その経過を観察しました。死亡後に解剖して脳を調べたところ、肉眼で見えるような大きさの脳梗塞のリスクは、目標を持った生き方をしている高齢者では明らかに低下していました。他に差があったのはラクナ梗塞と呼ばれる脳の奥にできる比較的小さな脳梗塞です。一方で顕微鏡でしか見つからないようなより小さな梗塞にはそうした差はありませんでした。毎日目標を持ってポジティブに生活することは、実は薬よりも病気の予防になるのかも知れません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スマスロ『からくりサーカス2』にユーザーから厳しい評価 射幸性高い人気シリーズが直面する「2作目のジンクス」

  2. 2

    矢沢永吉が秋ツアーで"また"歴史を変える!「長者番付1位」と驚きの成り上がり秘話

  3. 3

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務

  4. 4

    安青錦3度目Vはアッパレだが、私の大の里への評価は甘かった。両横綱よ「13勝の壁」を破ってみせよ

  5. 5

    パチスロ愛好家の漫画家ユキヲ氏に聞いた 自作『邪神ちゃんドロップキック』パチスロ化への思い

  1. 6

    中京大中京から享栄へ、大藤監督が明かす“異例の転身”の真相

  2. 7

    東証で新たな動き…1月~7月までに上場廃止を選択する企業が過去最多のナゼ

  3. 8

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  4. 9

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  5. 10

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊