手術11時間から生還 海援隊・中牟田俊男さん食道がん語る

公開日: 更新日:

「あ、がんです」

 あっさり医師に言われて、「ああ、すぐ言うんだ」と拍子抜けしました。軽かったからなんでしょうけど、できればもう少しためてほしかった(笑い)。でもよかったですよ。「ご家族の方を……」なんて言われなくて。

食道がん」が見つかったのは、2015年の11月でした。定期健診でいつものクリニックへ行き、異常なしのお墨付きをもらったものの、なんとなく胸の辺りがスッキリしない。そう訴えると、「もう少し調べるなら胃カメラしますか?」と言われたのでやってもらったんです。そうしたら、モニターの映像を見ながら、「ん? 変なのがある。これ調べたほうがいいな」と細胞を採って病理検査となりました。

 1週間後に結果を聞きに行ったら、あっさりがん告知です。

 心境として手術は避けたい。でも、精密検査をするとギリギリ開腹手術をやったほうがいい段階とのことでした。「可能性として内視鏡でも大丈夫ですか?」と聞くと、「可能性はあります」というのでそっちに懸けようと思いました。何しろ仕事で迷惑をかけることは最小限にしたくて、病気うんぬんより、そっちが頭を占めていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも