命に関わる病気リスク上昇 男性更年期障害はこんなに怖い

公開日: 更新日:

「前立腺肥大などは見つからず、男性の年齢からLOH症候群を念頭に話を聞くと、女性に興味がなくなり、朝立ちもなくなっていた。また、この男性は、疲労の蓄積で以前通っていたゴルフ水泳にも行けなくなったとのことでした」

 LOH症候群を調べる方法として国際的に使われているのが、17項目の質問からなるAMSスコア。各項目に対し「ない=1点」「軽い=2点」などと点をつけていく。27点以上がLOH症候群だ。この男性は「重症」の範囲に入る55点だった。

 LOH症候群の治療は、テストステロン補充療法、漢方薬、バイアグラなどのPDE5阻害薬、運動療法、食事療法、ストレスマネジメントなど。

「男性にテストステロン補充療法を行ったところ、約半年後にはAMSスコアが26点以下、つまりLOH症候群が『ない』状態に至りました」

 LOH症候群が近年、注目を集めているのが、メタボリック症候群、うつ、認知機能低下、骨粗しょう症、心血管疾患などのリスクを上げることが明らかになっているからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明