命に関わる病気リスク上昇 男性更年期障害はこんなに怖い

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「前立腺がんの患者さんを手術すると、テストステロンが低い人の方が、病理組織学的悪性度が高い。がんが精嚢まで広がっていたり、がんを取りきれない断端陽性があったり、PSA再発(術後、再び前立腺がんが検知される)が見られます」

■日常生活の再建で男性ホルモン値改善

 日々のつらさを解消するだけでなく、命に関わる重大病対策のためにも、LOH症候群の知識を深めるべきだ。テストステロン減少の程度は個人差が大きいが、40歳以降で不調があるなら、LOH症候群も疑い、まずは医療機関を受診する。「日本Men’s Health医学会」のホームページなどで専門外来を探せる。

 また、テストステロン減少を抑制する生活への改善も不可欠だ。

「特にいいのが運動で、ウオーキングやジョギングなど、適切な運動は、テストステロンの数値を高めることが研究で証明されています。また、睡眠不足はテストステロンを減少させるので、十分に睡眠を取ってください」

 メタボ改善や体内の酸化ストレスを減少させる成分を含む機能性食品の開発も進められている。それらの利用で、結果的にテストステロン減少を抑制できる可能性がある。

 さらに、バイアグラなどのPDE5阻害薬の服用で、半年後にテストステロンの量が上昇したという研究結果もある。

 テストステロンのピークは20代。まだ若いと思っていても、気持ちの上だけかもしれない。

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