性器ヘルペス<3>公衆トイレの便座で感染する可能性も…

公開日: 更新日:

「私の旦那は財産は残してくれませんでした。でもヘルペスだけは残してくれました。ヘルペスができるたびに旦那のことを思い出します」

 これは性感染症専門施設「プライベートケアクリニック東京」(新宿区)を受診したある未亡人の言葉だ。

 性器に小さな水膨れが多発し、痛みやかゆみなどの症状が出る「性器ヘルペス」。原因の「単純ヘルペスウイルス(HSV)」に感染すると、症状が治ってもウイルスは消えずに体内に潜み、再発を繰り返すのが特徴だ。

 再発するのは過度なストレスなど免疫力が低下したとき。頻度は月に2~3回の場合もあれば、年に1~2回の場合もあり、人によってバラツキが大きい。再発予防には体調管理が大切だが、他にどんな対策があるのか。同院の尾上泰彦院長が言う。

「再発を何回も繰り返している人の中には、再発する前に性器や下半身に『違和感』『不快感』『疼痛(とうつう)』などの前兆を感じ取れる人もいます。そのような人の場合、前兆を感じた時点で抗ウイルス薬を飲む『待ち伏せ療法』を行うことで再発を抑えられる人もいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ