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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

症状はなかったのに…「突然」のウソ 原因は過去にある

公開日: 更新日:

「突然、心筋梗塞を起こした」「突然、脳卒中を起こした」という話をよく聞きますよね。それまで症状がなかったのに……ということですが、本当は「突然」ということはないのです。

 Aさん(52歳)は、大学卒業後、大手メーカーに就職し、営業職に配属。仕事はものすごく忙しかったそうで、早朝から仕事に出て、たばこと缶コーヒーで空腹をまぎらわせながら、夜まで猛然と仕事をする毎日でした。

 仕事が終わるのは夜10時過ぎで、それから仕事仲間と一緒にその日初めての食事らしい食事。定食屋などは開いておらず、ラーメンでは物足りず、ファミレスでは味気ない。自然と、深夜まで営業している焼き肉屋に行くことが多かったと、Aさんは言います。ビールなどを深夜まで相当量飲み、「5人で15人前」なんていう食べ方も珍しくなかったとか……。

 みなさんも覚えはありませんか? 若い時にむちゃしたことを。若くて体力があるからこそ、仕事もプライベートも、睡眠時間を削って“頑張れる”のですよね。

 そんなAさんも30歳で結婚。子供もでき、“モーレツサラリーマン”であることは変わらないものの、さすがに「深夜に焼き肉」はなくなりました。

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