予後が悪い膵臓がん 早期発見のための「4つのポイント」

公開日: 更新日:

■家族歴

 リスクが高くなる。親、きょうだい、子供に2人以上の膵臓がん患者がいる家系は家族性の膵臓がんが疑われる。特に、50歳未満に発症した患者がいれば、発症率は9・31倍といわれている。

「すべての膵臓がんの5~10%は家族性膵臓がんという報告もあります」

■膵臓の病気

 ひとつは、慢性膵炎だ。膵臓がんで起こる遺伝子変異が見られ、膵臓がんの発症リスクが13・3倍高くなる。

 膵炎には急性と慢性があり、急性膵炎は膵臓内では働かない膵液が急激に活性化して、膵臓を消化してしまう。一方、慢性膵炎は膵臓内で持続的に炎症が起こり、膵臓の細胞が破壊されて徐々に硬くなる。急性膵炎から慢性膵炎へ移行するケースもある。

「慢性膵炎の症状は上腹部痛で、背中に抜けるような痛み。お酒を飲んだ翌日などに感じやすい。痛みが続くなら、病院で検査を受けた方がいい。慢性膵炎と判明したら、禁酒が基本です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」