予後が悪い膵臓がん 早期発見のための「4つのポイント」

公開日: 更新日:


 2型糖尿病がある人は膵臓がんの発症リスクが約2倍高い。

「注意が必要なのが、発症から1年未満。膵臓がんの発症リスクが5・38倍高い。糖尿病の急激な増悪も、見逃してはいけないサインです」

 ずっとコントロールできていたのに、ヘモグロビンA1cがいきなり6から8台に上がり、下がらない……。「糖尿病の薬を増やして様子を見ましょう」となりがちだが、もし膵臓がんなら、数カ月の“様子見”の間に、手術が不可能な段階まで進行してしまう可能性がある。糖尿病専門医は内分泌が専門で膵臓がんは専門外。膵臓がんをよく診ている消化器内科医を受診しよう。

■嗜好

 たばこが問題だ。膵臓がんの発症リスクは1・68倍。

「喫煙量や喫煙期間と関係しています。ほかの危険因子がある人は、より発症リスクが高くなる。該当項目があるなら、たばこはやめるべき」

 肥満も危険因子。飲酒は、よほど大量飲酒していなければ、相関関係は指摘されていない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」