3.7万人の調査で判明 “反射神経”は45歳からガクンと衰える

公開日: 更新日:

 高齢者ドライバーが絡む交通事故が続発している。事故原因のひとつに、“ブレーキとアクセルの踏み間違い”が挙げられるが、高齢になると危険察知からブレーキを踏むまでの時間は若い世代に比べどれくらい遅くなるのだろうか?

 交通事故の専門家によると、運転中に危険を察知してからブレーキを踏むまでの時間は、「50代までは約0.7秒」。これが70代になると、「2秒近くにまで落ちる」という。60歳前後なら“ギリギリセーフ”といったところか。

 だからといって60歳までは安心と思うのは早計だ。公益財団法人「長寿科学振興財団」が運営する「健康長寿ネット」に興味深いデータが載っている。フラッシュが光った瞬間ジャンプし、その反応時間を測定する「全身反応測定器」を使用し、世代別に敏捷性のテストを行った結果だ。20歳から65歳までの男女3万6998人が参加した大掛かりなモノで、信頼性は高いと言っていい。

 それによると、各世代の反応時間(平均値、ミリ秒単位)はこうだ(左が男性、右が女性)。

◇20歳…358/410

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…