岩盤浴で糖尿病が改善 岡山大名誉教授の医師が学会で発表

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「本当に岩盤浴の効果かを調べるために、その後1年間は岩盤浴に入らずに過ごしてもらったのですが、見事に数字は上がっていました。血糖値は160.5にまで上がっていましたから」(上者医師)

 糖尿病患者は、インスリンという物質の働きが悪くなり、それがたくさん体内で分泌されても血糖値が下がらず、高値を維持する。ところが、岩盤浴に入っていた1年間は血糖値が下がっているのにインスリンの分泌量が少なかった。これは、インスリンの働きが良くなったことを意味する。

 上者医師は、悪玉(LDL)コレステロールと中性脂肪が高い8人の数値も調べた。すると、悪玉コレステロールは平均114.7から89.3に、中性脂肪は187.4から97.5に低下。これらは、血糖値、ヘモグロビンA1cよりも早く下がったという。

「岩盤浴の遠赤外線効果とマイナスイオンの効果が特に大きい。今回は岡山の皇輝石を使用した岩盤浴で実験しましたが、遠赤外線効果とマイナスイオンはほかの岩盤浴でも期待できる。信頼のおける業者の岩盤浴を糖尿病対策などに大いに活用するといいと思います」(上者医師)

 サウナは心臓に負担がかかるが、岩盤浴なら問題ない。食事改善が十分にできないなら、せめて……。

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