意識付けが大切 カロリーチェック徹底は減量成功のキモ

公開日: 更新日:

 減量に役立つかもしれない。糖尿病専門誌「ObesityJournalSymposium」に掲載されたのは、カロリー表示が体重の増減に与える影響で、スコットランドの研究チームは、大学の食堂を利用する120人を2つのグループに分けて追跡。1つには、授業が行われる36週のうち5週間分だけメニューのカロリー情報を与え、もう1つには36週のうち30週間分のカロリー情報を与える設定だ。

 カロリー情報が一時的にしか与えられなかったグループは、体重が1年で平均3.5キロ増えたが、ほぼ一年中カロリー情報を得られたグループは、平均0.15キロ減った。カロリー情報があることで、体重が増加する可能性は5割も低くなると結論付けている。ちょっとした意識付けとはいえ、スゴイ結果だ。

 横浜創英大名誉教授の則岡孝子氏(栄養学)が言う。

「カロリーを気にする人は、その意識が強過ぎるあまり、必要以上にカロリーダウンが進む恐れがあるし、注意点がカロリーだけに向くと、タンパク質やビタミン、ミネラルなど栄養バランスが崩れやすい。その2つに注意すれば、カロリー表示は、ダイエットの動機付けになるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?