著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

「生理はまだあるから」「まだ若いから」更年期じゃない?

公開日: 更新日:

 友人のRさんは、3人の子持ち。末娘はまだ幼稚園児で、朝は時間がどれだけあっても足らない。ところが最近、目は覚めているのにベッドから起き上がれないことが増え、悩んでいました。

 Rさんは47歳。「更年期の症状では? そうであってもおかしくない年齢だよ」と私が言うと、「そんなはずはない」とすぐに返事がありました。40代で出産し子育て中だから、更年期になるはずがない、と。

 Rさんのような子育て女性に限らず、周囲が心配するほどの不調を抱えているのに、「更年期では?」と言うと、激しく否定されるケースをしばしば経験します。返ってくるのは、「周期は多少乱れても月経はまだある」「自分はまだ若いから早い」など……。

 実は私自身も、40歳になってすぐに手のこわばり、動悸、めまいなどの症状が出たのに「更年期にはまだ早い年齢」と思い込んで更年期障害の受診はせず、何年も不調に悩まされました。

 否定する人の背景には、閉経を「老い」と感じたり、月経がなくなる寂しさがあったりするのでしょう。しかし圧倒的な理由は、更年期に関しての知識不足。月経の教育はされても閉経の教育はなく、いつ、どんな変化が起きるかは、ほとんどの人が知りません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃