著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

子宮頚がん治癒へ第一歩… オーストラリアでマウス実験成功

公開日: 更新日:

 ゲノム編集技術「クリスパー」を使って、子宮頚がんを治すマウス実験に世界で初めて成功したというニュースが話題になっています。

 研究を行ったのは、オーストラリア・グリフィス大学のマイケル・マクミラン教授のチームです。マウスのがん細胞中にあるがんを引き起こすE7遺伝子に、ナノ粒子を使って到達・編集。それによってがん細胞の増殖を止めることに成功したのです。実験に用いられたマウスの100%ががんを治癒したと、雑誌「分子治療」に発表しました。

 子宮頚がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が原因で発症するがんで、CDC(米疾病対策センター)によれば、アメリカでは7900万人が感染していて、そのほとんどは10代から20代です。

 女性は一生のうちに5人中4人が感染するといわれ、その多くは2年以内に免疫によってウイルスが自然消滅するか、感染していても何の症状もないので、自分では気付かないことがほとんどと指摘されています。

 しかし、HPVにはハイリスクとローリスクの2つのタイプがあり、ハイリスクに感染して実際にがん(ほとんどが子宮頚がん)を発症する女性は毎年約1万9000人と発表されています。HPVワクチンは予防接種が有効で、「予防できるがん」とも呼ばれていますが、アメリカでの接種率は5割強であり、まだ十分とは言えません。ちなみに日本では、子宮頚がんワクチンは「積極的勧奨」をされておらず、接種をする人がほとんどいません。アメリカに比べてはるかに遅れている状況です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?