著者のコラム一覧
名郷直樹「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長

「武蔵国分寺公園クリニック」名誉院長、自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「健康第一は間違っている」(筑摩選書)、「いずれくる死にそなえない」(生活の医療社)ほか多数。

うのみはダメ…健康情報を選び、読み込み、使う困難さ

公開日: 更新日:

 現代は情報であふれています。新聞は紙面全体が情報です。テレビをつけていれば、勝手にいろいろ教えてくれます。スマホをちょっといじれば山のような情報が手に入ります。そのあふれる情報を選択し、うのみにせず、吟味し、どう付き合うかというのは、情報そのものよりも、むしろ重要な問題かもしれません。

 その中でも健康にかかわる情報は、もっともメジャーなもののひとつでしょう。健康に関する情報を上手に選び、チェックしたりするためには、膨大な専門知識を要します。医師免許を持っている人でもむつかしいのです。

 アメリカ医学図書館が無料で提供している世界最大の医学データベースであるPubMedでは、毎年50万件以上の医学論文が追加されています。

 医者にとっても、その中で妥当性が高く、自分の専門分野にかかわる論文を選ぶのは容易なことではありません。現実に多くの医者もそうした新しい論文を即座に利用しているわけではなく、新しい論文が出版から1~2年後に診療ガイドラインに利用されたり、教科書に載ってから利用するというのが普通です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る