ポップコーンの意外な健康効果 注目は豊富な食物繊維量

公開日: 更新日:

「食物繊維の摂取で腸内環境が整います。腸内が酸性に傾き、アルカリ性でしか生きられない腐敗物質を出す悪玉菌が生きづらくなるので、生体にとって有利な菌が増える。また、腸内が酸性になるとカルシウムやミネラルの吸収率が高まるという論文もあります」(江頭氏)

 現代人は食物繊維の摂取量が不足気味だとよく指摘されるが、ポップコーンを日常的に食べれば、それも改善できるかも。

■抗酸化物質フェルラ酸が100グラム中313ミリグラムも

 さらに注目すべきは、ポップコーンの抗酸化作用だ。体内で活性酸素が過剰に発生すると、DNAが障害され、老化、がん動脈硬化のリスクが高まる。それを抑えるのが抗酸化物質だが、ポップコーンには抗酸化物質であるフェルラ酸が100グラム中313ミリグラム含まれている。玄米で42ミリグラムだから、かなり多い。加えてビタミンAの仲間のゼアキサンチンも含まれていて、これも抗酸化作用がある。

「ポップコーンはヘルシーな食べ物。ただし、塩分が多かったりチョコレートが付いているものはちょっと違う。純粋なポップコーンを」(江頭氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々