「大腸がん」早期段階ならほぼ100%完治 見つける方法とは

公開日: 更新日:

 便秘や下痢が続く。腹痛がある……。いずれもよくある症状で、“様子見”しがちだが、忘れてはいけないのは、大腸がんの症状でもあるということ。大腸がんは死亡数が年々増加しているがんだ。命を落とさないために何を知っておくべきか?

■便秘、下痢、腹痛でチェックしてはいけない

「大腸がんの典型的な症状が、便秘や下痢、お腹が張る、残便感、便に血が混じる、腹痛などです。しかし、これらの症状が出てきたら、もはや早期ではありません。進行した大腸がんです。大腸がんは、早期ではほぼ症状がありません」

 こう指摘するのは、大腸癌研究会会長で、光仁会第一病院院長の杉原健一氏。

 大腸がんは早期で発見すれば、治癒の目安である5年生存率が97・7%だ。がんによっては5年を経過しても再発・死亡するリスクが高いものがあるが、大腸がんの場合、5年を経過して再発・死亡するケースはまれ。つまり、早期発見なら“完治可能ながん”とも考えられる。

「前述の通り、大腸がんは早期ではほぼ症状がありません。そのため、早期に発見しようと思えば大腸がん検診を受けるしかありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い