新型コロナ治療薬の希望の光 siRNAにかかる期待とハードル

公開日: 更新日:

「どの部分の21塩基を取り出せば最適なのかは現在も研究中ですが、そこまで時間はかからないだろうと予想されています。いまはスクリーニングの技術が進歩していて、ウイルス遺伝子のどこの部分がホットスポットなのか、ある程度予測がつくからです」

 最大の課題は、siRNAをどうやって狙った細胞の中に到達させるかだという。

「これまでに研究されたり開発されているsiRNA核酸医薬品は病気の原因になっている遺伝子に狙いを定め、siRNAを到達させれば有効でした。しかし、今回はウイルスに感染している細胞を選び、さらに細胞の中までsiRNAを到達させなければなりません。そもそも細胞膜に包まれた細胞の中にsiRNAを到達させるのは難しく、実験では細胞膜を緩める試薬と混ぜたり、一時的に電気ショックをかけて細胞膜を緩める方法が行われています。こうした手段は実際の患者さんには使えませんからハードルは高いといえます」

 新しい治療薬の登場は時間がかかりそうだが、いずれやってくるだろうコロナの再パンデミックに備える意味でも期待したい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網