新型コロナ<1>辛い麻婆豆腐を食べても全く味が感じられず

公開日: 更新日:

 さらに翌月曜日から症状はどんどん悪化していった。咳は出ないが、キツイ頭痛がある。問題は体温だった。朝、体温を測ると、36・5度の平熱だが11時ごろになると、どんどん熱が上がる。夜になると、39・5度の高熱を記録してしまう。

「こうした症状が4日ほど続き、私は当初、インフルエンザの感染を疑ったのです。しかし、連日の新型コロナウイルス報道を見聞していて、感染した症状の知識も得ておりました。私の周囲に年配の方もおり、もし新型コロナで感染させたら申し訳ない。検査を受けようと考えたのです」

 検査を受けるため最初に、会社の所在地と同じ港区内の某病院に電話をかけて症状を訴えた。ところがその答えは驚くべきものだった。

「来ていただくのは結構ですが、うちではコロナの検査はできません。保健所に連絡してみてください」

 仕方なく同区内の保健所に電話を入れた。保健所から病院を紹介され、急いで訪ねる。受付で外来用紙に記入し、待合室で、診察の順番を待つこと2時間。しびれを切らして受付で診察の時間を尋ねると、「まだ時間がかかります。どうしますか?」。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」