著者のコラム一覧
水井睦みずい整形外科院長

みずい整形外科院長。日本整形外科学会認定専門医、同会認定脊椎脊髄病医、同会認定リウマチ医、日本体育協会認定スポーツドクター。1995年北里大学医学部卒業。横浜市立大学医学部整形外科入局。大学病院、国立病院などを経て、2005年から東京・祐天寺にて開院。

テレワークが長引いて腰や肩が凝るように…なぜなのか?

公開日: 更新日:

 もちろん会社では長時間座って仕事をしても疲れないよう、デスクの位置や照明、空調などにも工夫がなされています。

 ところが、家庭用の椅子はそうではありません。椅子や机は機能より値段やデザイン重視で選ぶことが多い。しかも子供も座るため、サイズもバラバラ、照明もデスクワークを前提にしているわけではありません。そのため、そこで長時間デスクワークすると、知らず知らずのうちに体に負担がかかるのです。

 それではどうするのか? ひとつは、ひとところで仕事をするのではなく、場所を変えて仕事をするのがいいでしょう。座るのも椅子だけでなくバランスボールを使うというのも手です。私も利用しています。バランスボールがいいのは、座っているだけで体幹を鍛えられる点にあります。背もたれがないため、寄りかかることができず、自分の背筋や腹筋を使って重心を維持するしかありません。普段使っていない筋肉を使うことで、血流が良くなり、骨盤や筋肉が圧迫されない正しい位置に戻ったりするので、腰痛改善・予防につながるのです。ただし、人によってはそれが体の負担になり、別の問題を起こすことにもなりかねません。我慢して長時間座るのは避けた方がいいでしょう。

 また、うまく座るには姿勢を正さなければなりません。姿勢が良くなるのもメリットといえます。照明はスタンドを使うのがいいでしょう。部屋全体と仕事で見る机の上を明るくすれば、ラクな姿勢で作業を続けることができます。6畳で80~100ワットくらいを目安にするといいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発