著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

脳卒中や心筋梗塞を40代で突然起こしてしまう人の共通点

公開日: 更新日:

 これらの患者さんには、ある共通点が見られます。それは、中学、高校、大学時代に運動部や運動系のサークルに所属し、体を鍛えていたということ。大学を卒業し、比較的大手の企業に就職。仕事に邁進し、一方で交友関係も広く、運動をする時間が全くといっていいほどなくなってしまう。

 特に大学時代も運動部に所属していたような人は、お酒も結構飲めるタイプが多い。もともと飲めなかったけど、体育会系のノリの中で学生時代を過ごし、お酒をたくさん飲めるようになった人もいる。独身で給料を自由に使える人なら、お金があるから、好きなものを食べ、好きなものを飲みがち。栄養バランスを考えるよりも、がっつり系の肉中心で脂っこい料理を選び、仕事の終わりが遅いからと夜遅い時間に食べる。空腹なので量も多くなり、そしてお酒もたっぷり。

 移動は、仕事中もプライベートも車が多く、運動をするどころか1日の歩数も少なめ。仕事は忙しく、体力があるから、睡眠時間は短め……。

■学生時代の筋肉が脂肪に変わる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較