著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

脳卒中や心筋梗塞を40代で突然起こしてしまう人の共通点

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 どういう人が要注意なのか。いくつかの条件があります。

●昔はバリバリ運動をやっていた。今は忙しくてできないが、やろうと思えばいつでもできると考えている

●学生時代の「肉たっぷりで量多め」の食事習慣が変わらない。飲食店で「大盛り無料」と書いてあるのを見ると、つい頼んでしまう

●学生時代からかなり太った

●日常的に車移動、電車移動が多い

●夕食の時間が遅い。深夜に及ぶこともあり、空腹だからと食べ過ぎてしまう

●夕食が多いので朝食は抜き。昼は空腹なので、やはり食べすぎる

健康診断をしばらく受けていない

 いかがでしょうか? 該当項目が多いほど、今すぐ生活を改めた方がいい。特に家系に糖尿病や高血圧脂質異常症の人がいたり、脳卒中心筋梗塞を起こしたことがある人がいるとリスクが高いと思われます。「今の生活のままでは、今後いつ脳卒中や心筋梗塞を起こしてもおかしくない」と注意すべきです。これらは将来的な認知症や心不全・腎不全などへの予防にもつながります。

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