テレワークが終わった「アフターコロナうつ」に要注意

公開日: 更新日:

「例年であれば、4月は就職や進学、異動やクラス替えなどで環境がガラリと変わるタイミングです。それから5月にかけては、人間関係の悩みやプレッシャーに押しつぶされてメンタル不調を来す、いわゆる『五月病』が表れる時期です。しかし、今年はテレワークや休校によって、そうした悩みにさいなまれる人が少なかったということでしょう。それだけストレスを受けない環境で過ごしていたのに、急に元の生活パターンに戻されると、適応できずに精神的な不調や体調不良が表れる『アフターコロナうつ』に見舞われる人が続出するケースも考えられます」

 もともと、夏休みや正月休みといった長期休暇明けは、うつ症状や体調不良を訴える人が増える傾向がある。また、土日明けの月曜日はうつやパニック症状が起こりやすくなり、自殺者が最も多い。「ブルーマンデー症候群」と呼ばれている。

■生体リズムを元に戻す

 今回の“コロナ明け”は、急激な生活ペースの変化に加え、まだ残るウイルスへの不安、業務の縮小や不況といった経済的な不安ものしかかる。活動再開を見据えて今から対策しておいたほうがいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性