著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

「冬前にはHbA1cを8%未満へ」私が今、患者にそう言う理由

公開日: 更新日:

 さらに、血糖値の定期的な確認です。皮膚に張ったセンサーに測定値を読み取るリーダーを近づけるだけで簡単に血糖値を測定できる機器も発売されていますし、測定した血糖値や血圧、体重、歩数、食事などの生活記録を一括管理できる無料アプリも登場しています。コロナで活動量が減り、血糖コントロールが思っている以上に悪くなっているかもしれません。定期的に確認し、血糖値の上昇・下降の幅が大きいようなら、特に食事内容を見直さなければなりません。

 そして、重要なのがストレス解消。ストレスは血糖値を上昇させるリスク要因です。十分な睡眠、ストレッチやラジオ体操、ウオーキングといった軽い運動、深呼吸や瞑想、音楽鑑賞などを日常的に取り入れてください。オンライン飲み会は糖尿病患者さんにはあまり勧められませんが、オンラインお茶会などで友人たちとコミュニケーションの時間を持つこともストレス解消につながるでしょう。ただし、延々と深夜までとならないよう、時間を決めて行ってください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か