コロナウイルスは唾液腺に存在「むせる力」を鍛えて対策を

公開日: 更新日:

「コロナウイルスを含む唾液が気管にとどまって気管がコロナウイルスに感染し、ウイルスが肺にまで広がり、肺炎を起こしてしまうのです」

 高齢者は誤嚥性肺炎で命を落とすリスクが高いが、これは不顕性誤嚥を起こしやすいからだ。同時に、不顕性誤嚥でコロナへの感染・発症率も高くなると考えられる。

「よく噛んでしっかりのみ込んで喉の筋力が低下しないよう努め、唾液のウイルスを少しでも減らすため、うがいや歯磨きなどの口腔ケアを徹底して行うことが必要です」

 徹底した口腔ケアが肺炎やインフルエンザの発症率を抑えることは、複数の研究で証明されている。コロナに関してはまだ研究がなされていないものの、同様の結果が期待できる。

「コロナによる肺炎には、可能性として2つのケースが考えられます。ひとつは、コロナウイルスそのものが肺に入り、肺炎を起こすケース。もうひとつは、コロナウイルス感染で肺が弱まっているところへ、別の細菌が感染し、肺炎を起こすケースです。また、2つが複合しているケースも考えられます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か