3日なら問題なし 「胃もたれ」続き病院に行くタイミングは?

公開日: 更新日:

 食物は、胃の蠕動運動によって消化し、十二指腸、小腸に送られます。食事の後におなかが張ったり、胃がムカムカしたり、こうした「胃もたれ」の症状は、暴飲暴食や脂っこい食事をすることで胃に負担がかかり、消化が遅くなるために起こります。偏食やストレスによる自律神経の乱れも原因になるのです。規則正しい食事、腹八分、寝る3時間前には食事をしないようにするなど生活習慣を見直しましょう。症状は3日程度は続いてもそれほど気にすることはありません。

 しかし、市販の胃薬を飲まないと調子が悪い日が1週間も続くようなら、かかりつけ医に診察してもらうことを考えたほうがいいでしょう。

 考えられる症状は、まず「慢性胃炎」です。ピロリ菌の感染によって胃の粘膜に炎症が起きている場合もあるので、病院で適切に除菌する必要があります。胃潰瘍や胃がんのリスクにもなります。

 次に「機能性ディスペプシア」です。これは胃もたれ、胃の痛みなど腹部の症状があるのに内視鏡で見ても所見がないのが特徴です。病態としては、内臓の知覚過敏が起きている状態。ほかにストレスによる胃の運動異常など複合的な原因になります。上腹部症状で診察に来た患者さんの40~50%は、機能性ディスペプシアと診断されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?