モノが突然見えづらくて…高血圧なら目の動脈硬化に要注意

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 治療のポイントは、主に2つある。1つは、網膜浮腫、特に網膜の中央にある「黄斑部」の浮腫(黄斑浮腫)の持続を極力短くすることだ。黄斑部は「見え方」に最も関わりが強く、浮腫の持続の抑制が、視力の回復度合いを向上させる。

「黄斑浮腫へは、抗VEGF薬という浮腫を改善する薬を眼球に注射します。大半は2~3カ月で再発するので、1~2年間、定期的に注射が必要になります」

 眼球に注射、といっても痛みはなく、負担が少ない治療だ。

 網膜静脈閉塞症では、広い範囲の網膜で血流障害が起こると網膜が酸素不足となり、網膜の表面に新しい血管(新生血管)が発生することがある。新生血管は細くてもろいので出血しやすく、眼球内に大量に出血すると著しい視力低下を招く。そこで新生血管の抑制が、網膜静脈閉塞症の治療のもう1つのポイントになる。

「抗VEGF薬にも新生血管を抑制する作用がありますが、さらにレーザー光で網膜を凝固させる光凝固という治療も行います。光凝固には新生血管の発生を予防するとともに、すでにできた新生血管の活動性を低下させる効果もあります」

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