若者は後遺症、中年は重症化、高齢者は感染に備える

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染症の正念場がやってきた。1日当たりの新規感染者数は右肩上がりに増え、3密が避けられない家庭内や病院・職場での感染も広がっている。指数関数的に増加する感染爆発が目前に迫っている。これからの対処法について、東邦大学医学部名誉教授の東丸貴信医師が言う。

「個人レベルの感染予防に全力を挙げることは当然ですが、恐れ過ぎる必要はありません。世界中の研究により新型コロナの正体がかなり分かってきて、その対処法として『手洗い』『マスク』『3密回避』『換気』などが有効なことが医学的に証明されてきています。これを徹底しつつ、寒さと乾燥で活発になったウイルスに適切な対処をすれば、それほど萎縮する必要はありません」

 過剰な自粛は個人の精神、身体的健康と社会経済活動を低迷させ、自殺者や病死を増やしてしまう。高血圧など生活習慣病や心臓血管病などの持病を悪化させ、これらの病気やがんの診断や治療にも支障を与え、命を縮めることはご存じの通り。新型コロナの最大のリスク要因は年齢。年代ごと、家族構成ごとに対処法を変える必要がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」