脳<下>ランセット誌に掲載 認知症を回避する9つのポイント

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「まだエビデンスは少ないですが、WHO(世界保健機関)も『認知機能トレーニング』は有効だと指摘しています。ただし、効果が期待できるのは頭をしっかり使って考える問題です。反射神経を競うだけのゲームには、あまり効果はありません。考えて答えを出す問題でも、同じ問題を繰り返し続けていても意味がありません。常に新しい問題やゲームに挑戦することがポイントです」

 米国では、認知症予防に「人生ゲーム」が活用されているという。何人かが顔を合わせて「コミュニケーション」を取りながら「頭を使う」、ゲームをしながら「自分の人生を振り返る」というのが良い点だ。「マージャン」「オセロ」「囲碁」「将棋」などのゲームも勧められるという。

■5時間20分超のおしゃべりは逆効果

 特に一人暮らしで、定年後に他人との交流がなくなり、会話もないという「社会的孤立」は絶対に避けなくてはいけない認知症のリスク要因だ。人の脳は、しゃべることで神経細胞同士のやりとりが盛んになり、脳が活性化する。会話のない生活が多いと使われない神経細胞のネットワークが除去されてしまうのだ。

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